「ファミリーカーと言えばスライドドアは必須ですよね。」
そうそんな声が聞こえてきます。(前回と同じ!)
マツダもスライドドア捨ててます。
マツダの車づくりの理念は、「Be a driver.」です。
直訳するとドライバーになろうです。
ということは、ドライバーが主役の車を作ろう。Funな車を作ろうという姿勢です。
スライドドアがある車ではFunな車は作れないでしょうということなのですかね。
なにはともあれマツダにはスライドドアの車がありません。

すべて似たような車に見えますが、これはマツダの狙いであり、マツダブランドの認識をあげるための活動の一環であるといえます。
一目みたらマツダの車でわかること。が狙いということですね。
ではこの車の中でファミリーカーに向いている車種はあるのでしょうか。
メリットデメリットあわせて、独断と偏見で5選いってみましょう。
1.CX-60
CX-60は最近発売された車種で、街ではまだあまり見かけない車種だと思います。
CX-60はマツダ内の他の車種ともフロント部分の意匠が異なっており、マツダの中でも特別な意匠となっています。
ぱっと見は欧州車っぽく圧が強めのデザインですが個人的にはかっこいいと思います。
候補の1つ目はCX-5にしようかとおもったのですが、車種比較してみると実はCX-60の方が今はお得?という感じもあり、1番目にあげてます。
最低グレードでも299万と300万を切っており値段が良心的(一番上のグレードは600万超えてくるが外観からはぱっと見区別がつかない)
サイズはかなり大きいがその分車内は快適である(マツダの中では)
何はともあれ車種として最新なので優越感がある(大事)
幅が1890mmあり他メーカーと車種と比べても特別大きい。駐車場で苦労する可能性がある。
後部座席は期待以上でも以下でもない
SUVなので小さい子供の乗り込みは補助が必要
Youtubeとかの動画をみていると乗り心地があまりよくないような評価もあり、これは試乗してみないとわからないですね。
マツダにはガソリンモデルと、ディーゼルモデルありますが、安さを求めるならガソリンでいいと思います。
うちにもMazda2のガソリンモデルあり、妻が乗り回していますがガソリンの軽快なふけあがりで妻はいつも興奮しています。
燃費やガソリン代がどうこうの話がありますが、初期費用考えるとそこまで細かく考えずに乗り心地や乗り味で選択した方が幸せだと思います。
自分はガソリンのふけあがりの音が好きなので基本的にガソリン車選ぶと思います。安いですし。
ここからはファミリーカーというよりドライバー目線の話になるのですが、
CX-60の魅力のひとつはエンジン縦置きの直列6気筒エンジン+FRベースでもあります。
この構成はBMWとかと同じレイアウトであり、それをディーゼルエンジンで実現しているのがCX-60になります。
直列6気筒はシルキーシックスとも呼ばれていて一番なめらかにエンジンがまわるエンジンであると言われています。
ただ、6気筒なので燃費も悪くかつ、エンジン縦置きなので乗員スペースにも影響が出てしまうということから、
昨今のメーカーでは採用していないエンジンになるのですが、なぜかマツダはそのエンジンを新規開発して、
この令和の世の中にぶち込んできた、異色な会社とも言えます。
ただ、この構成での車種はCX-60が初めてなのでまだまだ発展途上の構成とも言えます。なので初物はちょっとって人はもう少し様子見してから購入するのもありだと思います。
2.CX-8
CX-8はマツダの車種の中でも一番サイズが大きい車種になります。
※北米ではCX-9と言ってもっと大きな車種がありますが、日本では未発売なのでCX-8が最大です
一番大きいということは、車内も一番広いということになります。
そのため、子供が1人はもちろんのこと、2人までであれば余裕でファミリーカーとしての役割を果たせると思います。
またCX-8は唯一3列目シートがある車になります。
2列目はキャプテンシートにするか、ウォークスルーにするかで6人乗りか、7人乗りに分かれます。
車内の居住空間を優先するのであれば、ウォークスルーの6人乗りの方が使いやすいのではと思います。
なにはともあれ車内がひろい
2列目のキャプテンシート仕様であれば、乗員それぞれが快適な車の旅が可能
荷室も一番詰める
全幅、全長が大きくさまざまな場面で苦労する可能性がある
SUVなので小さい子供の乗り込みは補助が必要
×が思ったよりないですね。値段も299万円から選ぶことが可能であるため、
サイズ感さえなんとかなるならおすすめの車種です。
自分が購入するなら、CX-60かCX-8にします。
あと、CX-8は他の車種と異なり車体のベースとなるものがCX-9がベースになっているのも特徴です。
ベースがCX-9というより大きい車種になっているので、よりゆったりとした乗り心地が実現できている感じです。
CX-5,CX-8を試乗して比べてみるとわかりますが、明らかにゆったり感はCX-8の方が上です。
そのため、ドタバタしているのではなくより優雅な感じがほしいならCX-8を選択すると幸せになれるかと思います。
CX-8に限って言えば、ディーゼルモデルでもよいかもと個人的に思っています。ただガソリンでも十分いい車です。
ガソリン、ディーゼルどっち選んでも後悔しないと思います。
3.CX-5
本来一番最初にあがってもいい車種がCX-5です。
CX-5はマツダで一番売れている車種ではないかと思うのですが、なんでそんな売れているのかというと、
おそらくですがディーゼルの価格が安いのがあるのではと思います。
グレードが一部異なるので正確な比較にはならないですが、ディーゼルモデルをのろうとした場合にCX-5は300万ちょうどくらいで買えます。
かつ、サイズ感的にも幅は少々大きいですが、全長も短くCX-60,CX-8と比較してもちょうどいいサイズ感です。
サイズ、値段を考えた時に一番最初にあがるのがCX-5なのでしょう。

幅が1840mmでやや大きいが運転できないサイズではない
ディーゼルモデルに乗ろうと思った場合に手の届く価格である
後部座席は期待以上でも以下でもない
次世代商品群のアーキテクチャではないため、骨格が古い = 洗練度が他の次世代商品群より落ちる
SUVなので小さい子供の乗り込みは補助が必要
CX-5は2017年にフルモデルチェンジをしてもう5年が経過していることになります。
おそらく近々フルモデルチェンジの話が出てくると思いますので、今買うのはちょっと微妙なタイミングなのではと思っています。
今買うなら別のCX-XXにした方がまだよいかなぁという印象です。
4.MAZDA2
MAZDA2はコンパクトカーの部類になりますが、ファミリカーとしてはどうかというと当然狭いです。
ですが、狭いけど別に子供も小さいのでふつうに乗れます。
ただ、荷物は全然のらないです。
でも小回りが利くため街乗りだと重宝します。遠距離を走る方にはおすすめしませんが、
ファミリカーとして街乗り中心の車がほしいということであれば値段も一番安い車種になるためおすすめです。
コンパクトカーだが、昔はこれくらいの大きさが普通だったので特別小さいわけではない
取り回しがしやすく、駐車場問題とは無縁でストレスが少ない
荷室はあまり大きくないので大きな荷物は載せれない。
MAZDA2のプラットフォーム自体が古く、他のCX-XX群と比べても古い
ファミリーカーにどこまで求めるか次第ですが、
安くていい車ということであればMAZDA2はありだと思います。
実際にうちの妻は各メーカーの車をいろいろ試乗して最終的にMAZDA2しかないと決めていました。(このときすでに子供は3人いましたが)
それだけMAZDAの車にはFUNがあるということだと思います。
一方でコンパクトカーは他のメーカーとも競合します。
特にトヨタのヤリスも相当いい車であると有名なので、もし購入する場合はコンパクトカー同士をしっかり比較してみるのが大事です。
5.MAZDA6 WAGON
MAZDA6は少し前まではアテンザと呼ばれていました。
MAZDA6はセダンもありますが、ファミリカーということであればワゴンの方が使い勝手がよいです。
ただ、ワゴンなのでやはり天井が低いのと、全長が長いのが長所でもあり欠点でもあります。
荷室は低く、広いため、非常に使いやすい
ワゴンタイプなので車高が低く子供の乗り降りはしやすい
全長全幅が大きく、かつ目線も低いため取り回しは相当苦労する。
正直ワゴンが好きな人はマツダ内ではMAZDA6一択ですが、他メーカーにも目を向けると、カローラツーリング、レヴォーグと競合します。
MAZDA6の方が一回り大きいため、運転に自信がありかつ、ディーゼルモデルがほしくて、ロングクルーズとかで快適な旅をしたい人には向いています。
自分はレヴォーグを運転していて、思いのほか駐車場とかで苦労したのは全長でした。
そのため、レヴォーグよりもさらに長いMAZDA6はもっと苦労するだろうなと思うと、自分としては手が伸びないです。
まとめ
マツダ5選でした。
ファミリーカーなので基本居住空間の大きさが決めてになってくるかと思います。
ただ、ファミリカーカーなので子供がいる家庭である = 今後お金がかかる見込みである = 車買い換えはできるだけ避けたい
だと思うので、運転する人もしっかり満足する車種を選ぶのが肝要です。
どうしも利便性とかにだけ目を向けがちですが、運転する人が不満いっぱいだと精神衛生上よくないです。
マツダはFUNな車が多いですので、スライドドアがなくてもって方には選択肢にあがってもいいかなと思います。